家賃・住宅ローンが重たい…それ、見直しで軽くできるかもしれません
かつては「住居費は月収の3分の1が目安」と言われていました。
しかし今は、給料がなかなか上がらず、物価や生活費はどんどん上昇。
住居費が家計を圧迫している人が急増しています。
そんな時代だからこそ、住居費の見直しは家計改善の強力な一手です。
この記事では、賃貸・持ち家それぞれに分けて「住居費を減らす方法」を具体的にご紹介します。
目安は“手取りの25%以内”
まず押さえておきたいのが、住居費の適正額。
- 理想的な住居費:手取り収入の20〜25%以内
- 首都圏など家賃が高い地域でも、最大30%が限度
それ以上になると、生活費や貯金にしわ寄せが来てしまい、貯められない家計になってしまいます。
賃貸の場合:すぐにできる3つの見直しポイント
① 家賃の安い部屋に引っ越す
部屋のグレードを1つ下げるだけでも、月5,000〜1万円以上の節約になることがあります。
特に、
- 設備のグレード
- 駅からの距離
- 築年数
などの条件を緩めるだけで、大きく家賃が下がる可能性も。
② 地域を変える(郊外や地方へ)
リモートワークが普及した今、必ずしも都市部に住む必要はありません。
郊外や地方の物件に移れば、同じ間取りでも家賃が半額以下になることもあります。
③ 家賃交渉をしてみる
意外と知られていませんが、家賃は交渉できる可能性があります。
特におすすめのタイミングは、
- 契約更新時
- 築年数が経過した物件
- 空室が続いている物件
これらの場合は、貸主側も値下げに応じやすく、「月額○円下がるだけで年間数万円の節約」になることも。
持ち家・住宅ローンの場合:借り換えを検討しよう
住宅を購入済みでローンを返済している方は、「借り換え」による負担軽減が有効です。
住宅ローンの借り換えとは?
今より金利の低い住宅ローンを新たに契約し、現在のローンを一括返済する方法です。
借り換えのメリット
- 金利が下がれば月々の返済額が減る
- 総返済額が数十万円〜数百万円下がることも
- 変動金利から固定金利への見直しでリスク軽減も可能
※ただし、手数料や諸経費もかかるため、十分にシミュレーションして検討しましょう。
まとめ:住居費は「見直せる最大の支出」
住居費は家計の中でも最も大きな支出のひとつです。
だからこそ、見直しによる効果も絶大。
- 賃貸なら引っ越し・交渉・地域変更
- 持ち家なら住宅ローンの借り換え
こうした見直しで、月数千円〜1万円以上の支出削減も現実的です。
無理なく、でもしっかりと。
「住まいにかかるお金」を見直して、貯まる家計に一歩近づきましょう。