クレジットカードは便利でお得な一方、使い方を誤ると高額な利息を支払うことになってしまいます。とくに「分割払い」や「リボ払い」は注意が必要です。
この記事では、クレジットカードの支払い方法ごとの違いと、利息を抑えるためのポイントを解説します。
■ 支払い方法による違いを知ろう
クレジットカードには以下の支払い方法があります:
- 一括払い(利息なし)
- ボーナス一括払い(利息なし)
- 2回払い(利息なし)
- 分割払い(利息あり)
- リボ払い(リボルビング払い)(利息あり)
特に注意したいのが 分割払いとリボ払い です。これらは「後から少しずつ払える」代わりに、高い手数料(利息)が発生します。
■ リボ払いの仕組みとリスク
リボ払いは、毎月の支払額を一定にできる「定額方式」と、利用残高に応じて支払額が変わる「残高スライド方式」があります。
どちらも月々の支出を抑えることができますが、実は次のような落とし穴があります。
リスク① 元本がなかなか減らない
月々の支払いの大半が「利息」に充てられ、元本が減るのはごくわずか。その結果、返済期間が非常に長期化してしまいます。
リスク② 高金利(年15〜18%)
リボ払いの手数料(実質年利)は15〜18%と、かなり高め。少額でも支払い総額が大きく膨らむことに。
リスク③ 借金感覚が薄れやすい
毎月の支払いが一定なため、「払えている」と錯覚しやすく、つい使いすぎてしまうという心理的な落とし穴も。
■ 賢いカードの使い方とは?
お金を貯めたいなら、クレジットカードの使い方は次のルールを守ることが大切です。
- 原則「一括払い」で利用する
- やむを得ない場合でも「2回払い」までにとどめる(利息はかかりません)
- リボ払いは絶対に使わない!
支払方法は、ネットショッピングや店頭でも簡単に選べるため、「リボ払いがデフォルトになっていないか」も必ず確認しましょう。
■ まとめ
クレジットカードは便利ですが、分割払いやリボ払いを安易に使うと、知らず知らずのうちに利息を払いすぎてしまう危険性があります。
「月々の支払額が少なくてラク」は一見お得に見えても、長期的には大きな損。
これからは「現金感覚」を忘れずに、計画的にカードを利用することが、お金を貯める第一歩です。