【給与明細の見方】どこをチェックすればいい?3つの項目をわかりやすく解説

毎月の給料日に会社からもらう「給与明細」。
でも、「数字がたくさん書かれていて、よく分からないから見ていない…」という人も少なくありません。

実は、給与明細はお金と働き方の大事な情報が詰まった“通知表”
しっかり確認しておくことで、「働いた分が正しく支払われているか」「無駄な控除がないか」などがわかります。

この記事では、給与明細の見方を3つのポイントに分けて、わかりやすく解説します。


■ 給与明細の3つの基本構成

給与明細は、大きく以下の3つの項目で構成されています。

  1. 勤怠(きんたい)
  2. 支給(しきゅう)
  3. 控除(こうじょ)

それぞれの項目で何を確認すべきかを見ていきましょう。


①【勤怠】出勤や残業、有給の確認はここ!

「勤怠」欄には、あなたの勤務状況が記載されています。

  • 出勤日数
  • 労働時間
  • 残業時間
  • 休日出勤時間
  • 有給休暇の使用日数

ここで大事なのは、自分が働いた日数・時間が正しく記録されているかを確認すること。
とくに、**残業や休日出勤があった月は要チェック!記録漏れがあると、支給金額にも影響します。


②【支給】どんな手当が含まれているかチェック!

「支給」欄には、あなたが会社から受け取るお金の内訳が載っています。

  • 基本給
  • 通勤手当(交通費)
  • 役職手当
  • 時間外手当(残業代)
  • その他手当(住宅手当など)

これらを合計したものが「総支給額」として記載されます。

特に重要なのは、

  • 残業代や交通費がきちんと反映されているか
  • 申請した分が正しく支払われているか

毎月変動する部分は、見落とさず確認しましょう。


③【控除】差し引かれているお金の内訳をチェック!

「控除」欄には、税金や社会保険料として差し引かれるお金が載っています。

  • 所得税
  • 住民税
  • 健康保険料
  • 厚生年金保険料
  • 雇用保険料

これらの合計が、あなたの手取り額(差引支給額)を決める大事なポイント。
税金や保険料は収入や自治体・年齢によって変動しますので、急に増えたり減ったりしていないかを確認しましょう。


■ 最後に確認すべきは「差引支給額(手取り)」

給与明細の最後には、あなたの口座に実際に振り込まれる金額である「差引支給額」が記載されています。

これは、

総支給額 - 控除額 = 差引支給額

という計算で導かれた金額です。

明細と銀行口座の入金額が一致しているかを必ず確認しておきましょう。


■ まとめ:給与明細は“毎月の自分の働きの証明書”

給与明細を正しくチェックすることで、

  • 働いた分が正しく支払われているか
  • 不自然な控除がないか
  • 手取り額に異常がないか

を把握できます。

見慣れないうちは難しく感じるかもしれませんが、毎月少しずつでもチェックする習慣をつけておくことで、自分の働き方やお金の流れを“見える化”できます。

「見て終わり」ではなく、納得できないことがあれば遠慮なく会社に確認することも大切です。