知らないと損!スポーツくじの当選金、税金はかかる?確定申告は必要?

「スポーツくじで高額当選!」──そんな夢のような出来事が現実になったら、嬉しい反面、「税金は?確定申告しないといけないの?」と不安になる方も多いはず。

結論から言うと、スポーツくじ(totoやBIG)の当選金は非課税。つまり、確定申告は不要なんです!

スポーツくじは“宝くじと同じ扱い”

スポーツくじは「日本スポーツ振興センター(JSC)」という国の機関が運営している、いわば“公営のくじ”。そのため、税制上は宝くじと同様に扱われます。

実は、宝くじやスポーツくじの当選金は「所得税法第9条」で非課税と定められています。納税の一部と見なされる公共性の高い事業に関わるくじであるため、税金はかからないのです。

公営くじの仕組みと非課税の理由

私たちが買ったくじ券の売上のうち、約40%が当選金に、35%ほどは少子高齢化対策や災害対策、教育・福祉施設の整備など公共事業に使われています。

このように、「くじを買う=すでに公共事業への協力をしている」という考えから、当選金への課税は行われないのです。


注意!非課税にならないケースもある

ただし、どんな「くじ」でも非課税というわけではありません。以下のようなケースでは課税対象になる可能性があります

1. 海外の宝くじに当選した場合

海外旅行中に購入した宝くじに当たった場合、その当選金は一時所得として課税対象になります。年間50万円の特別控除はありますが、それを超えた金額の半分に課税されます。

2. 当選金を他人にあげた場合

「家族に半分あげるね」という行為、気持ちはわかりますが注意が必要です。贈与金額が110万円を超えると、贈与税の申告義務が発生します。


まとめ:スポーツくじ当選金に確定申告は不要!

  • スポーツくじ(toto・BIGなど)は宝くじと同様、非課税
  • 確定申告も不要
  • ただし、海外の宝くじや贈与は課税の対象になる可能性あり

当たった喜びに水を差さないよう、正しい知識を持っておきたいですね。安心して当選金を受け取って、賢く使いましょう!